選手紹介
藤田雄大 選手
パイロット歴 18年

主な表彰歴
世界選手権優勝(2014)
日本選手権優勝 7回
日本ランキング1位 12回
ホンダグランプリ総合優勝 12回
(優勝28回:渡良瀬7回:佐久7回:一関1回:佐賀6回:鈴鹿5回:茂木2回)
気球を始めたきっかけ
両親が気球をやっていたのがきっかけです。
自分で操縦してフライトしてみたらすごく楽しくて、そこから競技にのめりこんでいきました。
競技の魅力
風を捉える感覚が研ぎ澄まされていったときに、空と気球と自分が一体になって自由自在を味わえた時。ターゲットへの寄せ合いでの競い合いの興奮。チーム員の想いが形に繋がる奇跡。シンプルなルールの中にある駆け引き。
尊敬するパイロット、教わったパイロット
尊敬する人
【とにかくうまいなーと感じる目標と憧れ】Petrehen3兄弟、Heartsill 親子、Donner 兄弟。
【競技を昇華させた人で尊敬】Uwe Schneider。
【熱気球に対するパッションがもう尋常じゃなく、決して自分では到達できない所にいる人】Josep M. Llado。
【ミスがなくハイアベレージ】Stefan Zeberli。
【レースに命をかけれるぶっ飛んだ感覚で好き】Matthew Scaife, Sergey Latypov。
教わったパイロット
親父。明確な言語ではないが、スタイルや勝利への想い、必ず勝てるという信念を教わったと思います。
Maury Petrehn。アメリカ遠征中の師。メンタルの基盤を教わった。
自身のチームの紹介、魅力
やずやバルーンチームは、「やずや」さんがスポンサードしてくださっているバルーンチームです。10年以上続いていますが、編成期は2つに分かれます。初期は私の両親がメンバーの中心でしたが、結婚を機にここ3年は妻と2人でマネジメントをしています。常に優勝を目指し大会時の過ごし方を考えつつも、メンバーで楽しむ時間も取れるバランスと居心地がいいチームです。
2022世界選手権にかける想い
12年、自分が世界と渡り合えると実感し、14年、タイトルを取ることができました。その後の競技はヨーロッパを中心にゲーム性が変わってきました。18年世界選手権では、日本は完全に遅れをとっていたのだと痛感します。世界のトップが遠くにいる。その悔しさから準備してきた僕らがどこまで戦えるのか。挑戦するというシンプルで熱い想いがメラメラとバーニング!
上田諭 選手
パイロット歴 15年

主な表彰歴
現日本チャンピオン
日本選手権優勝2回(2017, 2021)
日本ランキング1位1回(2017)
ホンダグランプリ優勝6回(渡良瀬1回:佐久1回:一関2回:佐賀2回)
気球を始めたきっかけ
子供の頃から天気が好きで、飛ぶことに興味があった。
高校生の時にたまたま知った熱気球。これだ!と思い立ち気球部がある佐賀大学へ進学。
気球部に入部して晴れて熱気球の世界へ。
競技の魅力
「一位の成績は相対的に決まること」手応え抜群の1mで勝てないこともあるし、ダメダメだと思った1000mで一番になることもある。諦めないことで、考え続けることで、どの選手にも短期的に勝つチャンスはある。
「自然を相手にしていること」天気の移り変わり。それに伴い吹く風も変化する。連日の大会ではそんな天気の変化に自分の技量やメンタルを掛け合わせ、得点を重ねるべく他選手と戦う。1つのタスクでは強い選手に勝てることもある。複数のタスク、連日のフライトとなるとやはり淘汰され強い選手が勝ち残る。誰でも勝てる。でも強い選手が最後に勝つ。プレーヤーもファンも勝ち負けで楽しめる要素がある。
尊敬するパイロット、教わったパイロット
アメリカのNickDonner。
気球に出会った年に日本で開催された世界選手権でプレーを目の当たりにする。派手な操作に闘争心。こんな選手になりたい!!と思って日々真似をしてました!
一緒の大会に出れて競技で競えた時の感動は忘れられない!
自身のチームの紹介、魅力
Honda Hot Air Balloon Racing Team 本田技研工業さんにスポンサードしていただいています。
スポンサードを受けている母体のチームはThe Aero Libertines(通称えありば)2003年に佐賀大学OBOGが中心になって結成されたチームです。なんといっても特徴は多彩な人材。例えば競技会を見るとパイロット、クルーとしての参加はもちろん、競技委員側としてもディレクターや各部門チーフが多数おり、競技会を両面から支えています。
さらに競技だけでなく、アドベンチャーやファンフライト、各種委員会など、熱気球にまつわるさまざまなグループに所属している熱気球になくてはならないチームです!
2022世界選手権にかける想い
カリガネという象徴をもとに勝つための動き・思い・メンバーを集結。やってきたことの答え合わせ。「勝つ」をどういった形で表現するか。ワクワクが止まらない!
片平史郎 選手
パイロット歴 29年

主な表彰歴
日本選手権優勝(2016)
日本選手権2位(2021)
日本選手権3位(2020)
日本ランキング2位(2021)
日本ランキング4位(2020)
気球を始めたきっかけ
佐賀大学に入学し、ヨット部、テニス愛好会等に入ろうと考えていたが、募集が終わってしまい断念。2学年上の友達がヨット部に所属しており、熱気球部を紹介してもらい、何となく始める。
秋の佐賀インターナショナルバルーンフェスタで計測班として駆り出され、次々とターゲットに向かって飛んでくる気球達の華麗な機体コントロールに度肝を抜かれ、自分も操縦したい!と思うようになる。気が付くとこんなところに!
競技の魅力
世代を超えた人たちと競えるところ。
ガチガチの陸上競技などと違い、フィジカルの差がダイレクトに成績の差にはならないところ。
時々刻々と変化する風をとらえ、3次元的に航路を考え、瞬時に反応しない機体をいかにして操作してターゲットに近づくか、という様々な面白い要素を持っていること。それを達成するためには個人の力では到底無理で、チームワークが必要あり、それを達成したときの喜びをみんなで共有して楽しめるところ。
尊敬するパイロット、教わったパイロット
尊敬するパイロット
アメリカの元世界チャンピオンBruce Comstock(ブルース・カムストック)。
1990年佐賀インターナショナルバルーンフェスタ最終日のJDGでアプローチを3回もやり直し、最後に1000ポイントを獲って飛び去って行ったのを計測班だった自分がターゲットで見ていて感動した。
カリガネジャパンのみんな。
教わったパイロット
佐賀の社会人チームの皆さん。
自身のチームの紹介、魅力
自分の所属するB.T.Ze'phyr は、学生時代に気球をやっていた人たちの集まり。
今は、みんな仕事に忙しい年齢だったり、結婚して子育てに専念したりしている人が多いですが、末永くやっていければと思います。
2022世界選手権にかける想い
カリガネジャパンである日本チーム全員が上位に食い込み、表彰台に上がること。
富澤三世 選手
パイロット歴 8年

主な表彰歴
日本選手権2位(2020)
渡良瀬バルーンレース優勝(2021)
日本ランキング3位(2021)
日本ランキング2位(2020)
気球を始めたきっかけ
鹿児島県奄美大島で生まれ育ったため熱気球には全く馴染みがなく、大学進学で佐賀に来るまでは日本国内で飛んでいることも知りませんでいた。
友人に誘われ、佐賀大学熱気球部へ入部したことがきっかけ。先輩パイロットにあこがれてパイロットを目指しました。
競技の魅力
自然相手の難しさ、パイロット同士の駆け引き、集中力MAXでよい結果が出た時のアドレナリンが魅力です。
もう一つの魅力はチーム力が問われるところ。仲間たちと競技に真剣に取り組む中で培われる絆みたいなものが好きです。
尊敬するパイロット、教わったパイロット
尊敬するパイロットは藤田雄大さん。
私が学生の時、競技役員として参加した大会で勝ちまくっていた姿に「雲の上のすごい人だな」と思っていました。
パイロットのライセンスを取るために、部活動の先輩パイロットを中心に佐賀エリアの多くの方に教わりました。
今回カリガネジャパンのパイロットである上田諭さんにもトレーニングを見てもらいましたが、うまくいかず半泣きになった記憶があります。
自身のチームの紹介、魅力
木村情報技術バルーンチームは佐賀のIT企業の社内部活動として2018年にスタートしたチームです。
採用面接時に私が社長へ気球を猛プッシュ。入社して3週間で気球購入が決定し、まわりのメンバーを巻き込んで社内部活動を作りました。
私以外素人のチームでスタートしましたが、みんなが仕事前の練習フライトにも快く協力してくれて、そしてたくさんの大会に一緒に参加してくれて、パイロットもクルーもメキメキと成長し大会の結果も良くなってきています。
フライトでも仕事でもかかわるメンバーも多く、密なコミュニケーションによって互いに成長してきました。
2022世界選手権にかける想い
まだまだ遠いと思っていた世界の舞台へ、今まで一緒に戦ってきてくれたクルーのみんなとカリガネジャパンとしてまとまってきた先輩パイロットたちのおかげでここまでこれました。
全力で楽しんで飛ぶことで恩返ししたいと思ってます!